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試験対策について

ここからはHSK高等の試験対策について書いていきたいと思います。

「え?HSK初、中等は?」とお思いになる方もいらっしゃると思いますが、
HSK初、中等に関しては、試験対策は必要ありません。

なぜなら、基礎がしっかりして、ある程度のレベルに達している人ならば、
対策なんてなくてもHSK8級に合格できるからです。

しかし、HSK高等はそうはいきません。
以前にも述べましたが、中国人ネイティブの人でも、
解けないような問題が出題されていますし、むちゃくちゃなスピードを求められていたりもします。

以前、私は実験として、中国人の友達を使って、
HSK高等の閲読の問題を本番と同じような状況で解いてもらいました。

結果はというと、解けたのは50%以下。
というのは、その人は普通に解いていたため、時間が全く足りず、
また設問がひねってあるため、間違ってしまっていたのでした。

このようにネイティブですら、まともに答えられないHSK高等。
ネイティブでそれなら、外国人である私たちは…。

でも心配はありません。
HSK高等は対策次第でぐいっと点数を伸ばすことができます。

正直にいえば、HSK高等は中国語の実力よりも、
対策が重要なのです。

対策の要らないテストなど存在しませんが、
対策次第でまったく点数が違ってしまうのが、このHSK高等です。
そういった試験もなかなか珍しいと思います。(私は欠陥のある試験だと思っていますがw)

それでは、次の回から具体的な対策を書いていきます。
よろしくお願いします。

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HSK高等 リスニングの対策

リスニング(听力)の対策について書いていきます。

HSK高等のリスニング(听力)の特徴は、

1.すべて長文の問題

2.生の音声の問題がでる

ということです。
特に2の方は、ただラジオやテレビの生の音声が出題されているだけなら
いいのですが、雑音や関係のない音声などが聴き取りの邪魔をするのでやっかいです。


HSK高等のリスニング(听力)は第一部分と第二部分からなっています。
第一部分は声優さんが吹き込んだきれいな音声です。
第二部分はラジオやテレビなど実際に生活できく音声を録音したものが
出題されています。(この録音の質も悪いため、非常に聴きにくい…。)


まず、リスニング(听力)の注意点をあげておきます。

1.必ず選択肢を見て、メモをしながら問題を聴くこと!
 HSK高等の問題はとても長いです。はっきりいって覚えられません。
 私が以前受けたときは、7分くらいの音声を聞いた後、1~7問目を回答しなければいけませんでした。メモなしでは到底7分間の内容を覚えられません!
 たまにリスニングの時は目をつぶって集中して聴く、という人がいますが、初、中級ならそれでもOKですが、高等になると、通用しません。


2.問題集などの音声スピードを基準としないこと!
 市販でHSK高等模擬問題集のようなものが売っていて、ほとんどの人がそれを使って練習しているはずです。しかしながら、私が受けた経験では、問題集に附属でついているCDの音声スピードと、HSKの本番で流される音声のスピードは全然違います。
 ですので、本番では問題集の1.5倍くらいの速さで音声が流されると覚悟しておいた方がよいでしょう。


以上が注意点です。
それでは具体的な対策について書いていきます。

□全体に関していえること
 
1.先に選択肢を見て、何を質問されるかを予測すべし!
 リスニング(听力)の冒頭ではどのような問題が出題されるというようなテストの説明がなされます。その時間を利用して、先に選択肢をさーっと見てください。
 そして選択肢を見たら、何を問われるかをメモしておいてください。
 たとえば、第1問の選択肢が「A.2人 B.3人 C.5人 D.7人」というものであれば、
「何人であるか?」というような質問がされると予測できます。
 冒頭の試験説明はけっこう長いですので、速い人であれば、第1~40問まで目を通し且メモもできるはずです。
 こうしておけば、「何が質問されるんだろう??」という不安も少し解消されます。

2.聴き取れなかったからといって諦めない!
 当たり前のことですがww
 長文のありがたいことは、同じことを反復してくれることです。例え、聴き取れなかったとしても、その後、必ず同じようなことを言いますので、それを聴き取れば大丈夫です。

3.音声の冒頭は聴き捨てろ!
 問題に入り、音声が流されます。受験者にとって一番緊張する場面だと思います。
受験者によくありがちなミスですが、冒頭の内容が聴き取れず、そのショックを引きずって、その後の内容も聴き取れなくなってしまいます。
 はっきり言うと、音声のしょっぱな(冒頭)の内容が質問されるなんてことはありません。ですので、最初の部分が聴き取れなかったとしても、ショックを受けずに、そんなことを忘れて、聴き続けたほうがいいのです。

□第2部分
第二部分は生の音声なので、別に対策が必要です。

1.雑音で聴こえなかった部分はほっておけ!
 第二部分のひどい所と言ったら、なんといっても雑音がすさまじいことです。
 私が受けたときには、ピアノの音やラジオのざーっという音で話し手の声が消されていたりしました。そうやって、受験者の気を散らそうとするのが目的のようです。
 しかしながら、実際質問される部分は、その雑音以外の部分です。ですので、雑音で聴こえなかったからといって、諦めないようにしてください。
 よく考えてみれば、いくら欠陥の多い試験だからといって、雑音で聴こえもしないような部分を出題したりしないのですw


2.聴こえた部分で勝負しろ!
 第2部分は生の音声です。インタビューであったり、講義であったり。たまにすごくなまりのある人が話していたりします。私たち外国人にとっては、「なんで方言を聴きとらなきゃいけないの!?」と少々納得がいかなくなります。
 しかしそうではありません。方言で聴き取りにくい部分なんて、中国人ネイティブでも分かりません。中国に行ったことのある人なら分かりますが、中国ではどの番組でもかならず字幕が出ています。というのは、まだまだ普通語が普及していないので、インタビューなどでは、字幕を見ないと分からない部分があるのです。
 話がそれたので試験にもどりましょう。つまり、試験で方言が出てきたとしても、それはネイティブでも分からない部分である可能性が高いのです。そんな部分を、HSK側も出題するはずがありません。
 HSK、つまり中国語の標準テストなので、リスニングの問題でも、うまく標準語で話されている部分が質問されます。
 したがって、第二部分では、標準語で話していて、聴き取れた部分が質問されやすいと覚えておいてください。


リスニング(听力)の対策は以上です。
頑張ってください。

HSK対策にお薦めの問題集です。




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HSK高等 読解(閲読)の対策

次にHSK高等の閲読の対策を述べていきます。

日本人は漢字があるから、読解の問題は大丈夫と考えているなら、それは間違いです。
HSK初、中等であれば、ある程度の知識で解いていけるので、
漢字に慣れている日本人には有利ですが、HSK高等では全く通用しません。

HSK高等の試験を受けた人からは、閲読が全然できなかったという声をよく聞きます。

では、HSK初、中等と高等では何がちがうのでしょうか?

もちろん単語の量が違いますし、文法も難度を増しています。
しかし、何より一番違うのは、文章の量と時間です。

実をいうと、
閲読の試験は、まともに読んでいたら、絶対に時間内に終えることはできません。
以前、中国人の友達に、実験的に解いてもらいましたが、半分くらいしかできませんでした。
ネイティブですら時間が足りないのに、私たち外国人が普通に解いて、
完璧に解答できるはずがありません。

したがって、どのように解けば時間内に終わるのかとか、
どのように解けば、速くかつミスなく解けるかという対策を事前に考えなければいけません。


閲読の問題は、40題を40分で解くようになっています。1題1分という計算です。
また閲読は第一部分と第二部分に分かれています。
それぞれの特徴としましては、

第一部分→15分で15題を解答。答えは自分で書かなければいけない。
第二部分→25分で25題を解答。答えは選択肢から選ぶ。

です。それでは以下より具体的な対策について書いていきます。

□閲読の試験全般にいえること
1.必ず質問を読んでから長文を読むこと。
 たまに長文を一気に読んでから、質問を読む人がいます。それは間違いです。
 質問を知らないまま、長文を読む続けるのは、金属探知器を持たないで、埋蔵金を探すようなものです。
 時間の少ないHSK高等では、二度読みすると致命的に時間がなくなりますので、
 一回読んだだけで解答できるように、先に質問を読んでおくことが重要です。

□第一部分の対策
 第一部分は答えを長文の中から見つけ出し、それを自分で書かなくてはいけません。
難しそうに聞こえますが、実は第一部分は非常に簡単です。
 以下の点に注意していただくだけでOKです。

1.質問と同じ文を文章の中から見つけ出せ!
第一部分の問題は、質問の文がそのまま長文の中にも使われています。
答えはその前後に必ずあるので、それを書くだけで正解です。
なので、
質問を読む→その質問と同じ文を長文の中から探す→前後に答えがあるのでそれを見つける。
という流れでやれば、簡単に解答できます。

2.答えは短く書け!
質問に対する答えは短く書いてください。それも長文の中に出てきた表現をそのまま書くだけです。
たまに自分で解答を考えて、長々と書く人がいますが、それは間違いです。
HSK側が求めているのは、如何に文章中から答えを探し出してくるかです。
なので、答えは文章中にある短い文だと覚えておいてください。
というより、解答用紙の答えを書く部分があまり大きくないことからも、答えは短い文だということが分かります。


□第二部分の対策
第二部分は選択肢の問題です。
文章も長く、また一つの長文に対する問題数も非常に多いのでやっかいです。
また、第一部分と違って、質問がかなりひねってありますので、
質問の文が文章中にそのまま出てくるということもありません。
第二部分は本当の意味での読む力とスピードが求められるといっても過言ではないでしょう。

1.質問文と選択肢を完全に覚えてから、長文を読むように!
第一部分は質問を読み、それを探すだけでした。
しかし、第二部分はそれだけでは通用しません。
なぜなら、選択肢の文もひねってあるからです。
高等の長文は長いですので、すべてを記憶することはできません。
なので、大体の部分がうろ覚えになるはずです。
質問を見てから長文を読んだならば、答えは大体分かるはずです。
しかしながら、4つの選択肢のどれが正解かを当てるとなると問題は別です。
HSK側のほうでも、簡単に答えられないように選択肢を複雑にしているからです。
したがって、長文を読む前には、予め質問とその選択肢の内容まで見ておくことが大切です。


閲読の対策は以上です。
がんばってください。


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HSK高等 総合表達の対策

次にHSK高等の総合表達の対策を書いていきます。

総合表達は4部分の問題から成っています。

第一部分…短い文の中から、文法の誤っている部分を探す問題
第二部分…文章中のブランクに最適な単語を選ぶ問題
第三部分…ABCDの文を並び替えて、意味の通る文章を作る問題
第四部分…文章中のブランクに最適な漢字を書く問題

必要とされる知識の範囲が広く、まさに総合問題だといえます。

それでは各部分の対策について述べていきます。

□第一部分の対策
第一部分は短い文の中から一つ文法の誤りを見つけて指摘する問題です。
文法に対する敏感さが求められる問題だといえます。
実はこの問題は中国人にとっても難しく、私の中国人の友達もうーんとうなっていました。
中国人は自分の言語の文法を考えたことがないので、逆に難しいのでしょうが…。
第一部分では以下の点を注意してください。

1.文法の誤りのみを探すこと
誤りがあるといっても文法の誤りだけです。
この単語の使い方が誤りだ、というような問題は出題されませんのでご安心を。

2.答えは習ったことのある文法に隠れている。
どこに文法の間違いがあるかというとほとんどの場合は、
私たちが初級から習ってきた文法の中に隠れています。
例えば、无论…也、对…来说などです。
これら典型的な文法のパターンが出てきたら、怪しんでみるとよいと思います。

□第二部分の対策
第二部分は文章中に3,4か所ブランクがあり、そのブランクに最適な単語の組み合わせを
ABCDから選ぶ問題です。単語、文法の総合的な能力が求められます。
しかしながら、ほとんどが消去法で解答できますので、比較的易しいといえます。
以下注意点です。

1.分かる単語で勝負。
第二部分では、今まで見たことのないような単語がたくさん出てきます。
語彙量が少ない人はそれだけでパニックを起こしてしまうかもしれません。
しかし、答えは単語の組み合わせなので、分かる単語だけで判断して、
あとは消去法で勝負すれば、大丈夫です。

2.一度消去した選択肢は見るな!
その選択肢が答えかが分からない場合、絶対これは違うだろうという選択肢まで、
答えに見えてきてしまうものです。一度違うと決めた選択肢は眼中から消すようにしてください。


総合表達の対策2に続く


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HSK高等 総合表達の対策 続

それでは、総合表達の対策の続きです。

□第三部分の対策
第三部分はABCDの短文を並び替えて、
意味の通る文章を作る問題です。
単語、文法、文章力など総合的な力が試されます。

すみません、この部分に関しては良い対策がありません。
ただ言えるのは、第三部分は、練習さえしておけば、
総合表達の中で一番簡単な部分だといえます。


□第四部分の対策
第四部分は文章中のブランクに最適な漢字を書く問題です。
HSK初、中級で出題されるものと形式は同じです。
第四部分では以下の点に注意してください。

1.文章をちゃんと読むこと
たまにブランクの前後だけを見て解答をしようという人がいますが、あまりお薦めできません。
文章を理解しないで解答すると、文脈にそぐわない単語を当てはめてしまう危険性があるからです。
したがって、文章を読んでその意味を理解し、そして一番最適な漢字を書けば、
余計なミスを減らすことができます。

2.答えは大体が簡単な漢字である。
HSK高等だからといって、必ずしも難しい漢字が答えとは限りません。
というより、ほとんどの解答が初、中級で習うような単語であることが多いです。
なので、答えが何か分からなかったら、一番簡単な単語を思い出せば、
もしかするとそれが答えかもしれません。


総合表達の対策は以上です。
頑張ってください!

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